1度、何もかも投げ出してみた話。
5月31日から1週間、
人生がまるごと嫌になって
何もかも投げ出してみた。
それはもう片っ端から拒絶した。
体にいいとか肌にいいとか、
人間らしいとか、無駄とか、
もうどうでも良かった。
無茶苦茶な生活を1週間続けてみたら、ふっとトンネルの先が見えてきた感じがあって、久しぶりにブログを書いてみようと思った。
やってみないと分からないことがある。
辞めてみないと見えないことがある。
それを実感することができた。
もうかれこれ10年くらい、投薬治療を受けていて、現在は、週に一度の診察と、月に2回のカウンセリングで、休職している会社への復帰を目指していた。
今の職場の休職は、もう1年が過ぎていた。
私は、初めて自分の意思で治療を投げ出した。
体調を戻して会社に復帰することも、生活リズムを整えるために毎晩眠れないのに寝ようと努力することも、薬を飲むために食事を無理矢理摂ることも、そもそも薬を飲むことも、治療のために通院することも、何もかも。
もう疲れた。めんどくさくなった。
身体中が全てを拒否していた。
もうどうでもいい。
そう決めて、部屋に引きこもった。
食事も睡眠も休憩もとらず、真っ暗な部屋でヘッドフォンをして、半年前に買ってやれていなかったゲームをやり続けた。何かに取り憑かれたみたいに。
不眠不休でまるまる48時間やり続けたあと、突然電池が切れて、気を失うように眠りについた。
ぐっすり眠って起きたら、脳の中がスッキリしていた。体調はしんどかったけど、脳がリセットされて、気持ちは楽になっていた。
睡魔に抗えずに眠りに落ちるという感覚を私はこの1年忘れていたことに気づいた。
そうだ。
やらなきゃいけないって思ってた治療すら、
嫌だったら辞めたらいいんだ。
私が選択できるという、当たり前のことにようやく気がついた。
治療拒否(反抗期みたい)は1週間で終わった。
今は持ち直して、おとなしく服薬している。
会社に復帰することが全てではない。
どうしてもしんどいなら、会社復帰を諦めてもいい。投げ出してもいい。
それは私が選べることなんだ。
会社で働くことは生活のお金を稼ぐ手段でしかないのに、いつのまにか目的になっていた。
会社勤めではない方法でお金を稼ぎ、
心地よく生きていく。
この方向に舵をきることにする。